US Original, ジャケ在り(シュリンク+ステッカー!), 軽微な表面スレ在るがキレイな部類
お待ちど〜さま!の再入荷。
Klymaxxには、'82年のLP "Girls Will Be Girls"と、この'84年のLP "Meeting In The Ladies Room"の間に、
ほぼ完成していたものの、お蔵入りとなった'83年のAlbumが在る事が有名。
で、その'83年のAlbumのメインProducerは、やっぱりJam & Lewisだったらしい。
'83年といえば、Jam & LewisはSOS Bandにかかりっきりで、The Timeとしての活動にも支障が出た為に、
殿下(Prince)の怒りを買って、結局The Timeを去った時期にもあたる。
真偽のほどは定かじゃないが、Klymaxxの'83年作をキャンセルさせたのも、
実はJam & Lewisだったという説には頷ける点が多い。
'83年のSOS Bandの名作Album "On The Rise"と、'82年のKlymaxxのAlbumでは、
明らかにProduction面での「規模」が違うように思う。
つまり、Jam & Lewis Produceモノは、'83年を境に格段に質が上がって「緻密」になり、
逆に'83年より以前の作には、チープ感ならではの「勢い」と良い意味での「粗さ」がある。
その端境期にモロに当たってしまった、Klymaxxの「幻」の'83年作は、
恐らく、制作当初は'82年的な手法で作られ、それが出来上がった頃には、
既に'83年的手法に移行しつつあったJam & Lewisにとって、
納得できるような内容で無くなっていた可能性が高い。
つまり、Jam & Lewisの、「進化」のスピードが急激に上がった最初の年が、'83年だったのだろう。
想像するに、'83年の「幻」のKlymaxxのAlbumは、当初、Jam & Lewis主導になるハズが、
実はSolar側も主導権をキチンとJam & Lewisに委ねなかったのではないか?
対して、SOS Bandなり、Tabu側は、ある程度Jam & Lewisの好きなようにやらせた。
結果、Jam & LewisはSOS Bandの"On The Rise"に注力して、Production的にも一皮ムケ、
一方でKlymaxxの'83年作は、おざなりになってお蔵入り・・。
ありえそうな話だろ?
好きキライは別としても、ど〜こ〜言ってみたところで、このAlbumこそがKlymaxxの代表作であり、
やっぱり無視できないブツであり、ド定番であり、基本中の基本である事に、結局何ら疑いの余地は無い。
Bernadette Cooperを中心に、男勝りなイメージの女性Funk Bandという路線をウリにしてきたのに、
Bernadette Cooper色が全く無く、逆に思いっきりかわいらしい、
"I Miss You"こそがウルトラHitとなったのは皮肉な話だよなぁ。
"Meeting In The Ladies Room"のPVに出てくるPoppin' Tacoが、モロに少年なところが最も衝撃的(笑)。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/414050
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=34QVPwRLRKU (The Men All Pause PV)
https://www.youtube.com/watch?v=_odTlZaoLCA (Meeting In The Ladies Room PV)
https://www.youtube.com/watch?v=gvlhHJNppQg (I Miss You PV)