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商品詳細

Chocolate Milk - Friction LP

販売価格: 3,850円(税込)
US Original, ジャケ在り(シュリンク), 若干の表面スレ在るが十分キレイな部類

★★★ご注文制限★★★
★★★1点買いお断り/この盤以外にご注文制限の付いていない1000円以上の盤のご注文が必要★★★

結構久々、丸3年ぶりくらいの再入荷。

2024/11/4追記:
一時は調子に乗りやがった売り手が超強気のプライシングで5000円台も珍しく無かったけれど、
だいぶ落ち着いた今こそが最後の捕獲チャンス!
急げっ!

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日本でChocolate Milkと言えば、'70年代の多人数Funk Bandとして位置づけられ、
今なお'70年代のAlbum群ばかりが評価される傾向にある。
Rare Groove的な目線からの好評価なんだろう。
確かに悪くは無いんだが、'70年代中盤のFunk Bandは彼らだけでなく、
Bar-Kaysにしろ、Ohio Playersにしろ、Sunにしろ、良く言えば「黒過ぎ」てしまい、
悪く言えば「クド過ぎ」てしまい暑苦しい。
サンプリングや、音を拾う為だけに聴く、
もしくは好きな曲だけをテープやらCDやらMDやらデータやらに落として聴くのならばいいんだが、
Albumを通して何度も聴いても飽きが来ないような作品は、圧倒的に少ないと個人的に思う。

その反面、後期のChocolate Milk作品は個人的にも大好物で、今までに何度もオススメし続けてきた。
特に、この'82年のAlbumこそが、彼らの最高傑作であり、
'80s Funkとしても名盤中の名盤だと自信を持って言いきれる。
理由は簡単で、コレが完全なまでにBar-Kaysだから(爆)。

'80年代のBar-Kaysの作品群を語るうえでは、常に、Cameoのマネだ、Princeのマネだ、
Rick Jamesのマネだという説明ばかりが付きものだが、
実は、そうした説明は誤りでもないんだが正しく無い。
'70年代からほぼ全てのBar-Kays作品を手掛けてきたAllen Jonesが、
ただ単に時代にマッチした「売れる」音作りに徹してきた結果が、
「誰かに似ている」と後付け的に語られてきただけだ。

つまり、ある時点でのBar-Kays作品と、その前後にあたるCameo作品なり、
Rick James作品を比べれば確かに似ているかもしれないが、
そうした比較以外に、もうひとつ重大な比較検証をしなければならない事は、
意外にも常にないがしろにされてきた。

言うまでもあるまい、Allen Jones Produce作品同士の比較検証、
つまり同時期のAllen Jones関連作群の「まとめ聴き」だ。

Bar-Kaysの'80年〜'82年の3枚のAlbumと、
このChocolate Milkの'81年と'82年の2枚のAlbum('80年のAlbumはAllen Jones Produceでは無い)、
Kwickの3枚のAlbum、そしてEbonee Webbの2枚のAlbumをまとめて聴いてみよう。
この10枚のAlbumこそが、Allen Jonesの'80年代初頭の最重要傑作群であり、
当然ながら全てがモロに「Bar-Kays」だが、
この音作りこそがAllen Jonesの真骨頂でありオリジナリティである事に気付くだろう。

で、更に、KwickもEbonee Webbも、このChocolate Milkも、
Cameoに似てるとかPrinceに似てるとか指摘される事はほとんど無い。
もっと言えば、Princeの初期作品はBar-Kays、いやAllen Jonesの'70年代的な作風を、
Princeなりの解釈でマネたようにさえ聴こえる。
Bar-Kaysの'82年の"Propositions"はPrince/Rick James的に聴こえるかもしれないが、
同じ'82年にはCameoが同タイプの"Alligator Woman"を、
O'Bryanも'83年に同タイプの"I'm Freaky"をやっている。
つまりトレンドだったワケで、Allen Jonesは後発モノマネ的にフォロワーだったどころか、
かなり先駆ギミのリーダー的部類に入るとさえ言える。

さァ、もう十分だろう・・ってか、クドすぎ?(爆)。
このAlbumはそんなワケで、'80s Funkの名盤である'82年のBar-KaysのAlbumと、
いわば兄弟関係にある素晴らしい1枚だ。
特にA面の3曲はモロにBar-Kaysで圧巻!
今や、'70年代の作品群も含めた、全てのChocolate Milk作品のうちで、
世界的には最も人気、かつ、高評価を受けている。
このAlbumが常に品薄なのは、そうした人気っぷりと、
12"が存在しないAlbum収録オンリーな曲にもオイシイのが在り、
トータルバランス的に最も優れているAlbumだからだろう。

ちなみに、一番人気の"Who's Getting It Now"にはTee Scott Remixの12"が存在し、Instもあるんだが、
エコー処理もダメだし、Mix構成もダメで完全な失敗作。
Album収録の「厚み」と「質感」こそが一番タイトでベスト。
リンク貼っとくので自分の耳で確かめてみて!

【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/820279

【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=jrGHThBvMlY (Who's Getting It Now Album Vers)
https://www.youtube.com/watch?v=cFJ2Z1GvkgU (Who's Getting It Now Remix)
https://www.youtube.com/watch?v=MQ_gdx9p2P0 (Take It Off)
https://www.youtube.com/watch?v=FJOTpvM2Geo (Sweet Heart)