US Original, Profileレーベルジャケ, 表面スレ在るがごく普通の中古盤レベル
SOLDにつきRefill。
再入荷分もコレにてラストワン。
'82年にGroove Timeからリリースされた"NBA Rap"が話題となり、Profileと契約しての1枚目。
Profileは'81年からリリースが始まったので、この盤はProfileにとって初期の部類のリリースとなる。
こう書くと、フツ〜に「ふ〜ん、そ〜なんだ」で終わっちゃうんだが、
よくよく考えてみると、これはかなり画期的な事件だ。
既にProfileと契約していたDr.Jeckyll & Mr.Hydeは、Harlem World Crewとして有名だったし、
Hurt 'Em Badと同時期にProfileと契約したDisco Fourも、既にEnjoyレーベル在籍時に名前が売れていた。
そこへ、いきなり、まだまだ無名に近かったHurt 'Em Badが現れる。
しかもNYからではなく、Rap/Hip Hopに無縁の地だったハズのLas Vegasからだ!
Hurt 'Em Badが、たった3枚でProfileを去る事になってしまった一番の要因は、
この「非NY産」Rapという事に他ならない。
'83年のRun-DMC以降(Albumデビューは'84年)、
Profileはしばらくの間Rap/Hip Hopのリーディングレーベルとして君臨し、
SugarhillとEnjoyが'80年代初頭にリードしてきた「Party Rap」と決別した。
そのとばっちりを真っ先に喰らったのが、非NY産であり、RapではあったがHip Hopではなかった、
不幸なHurt 'Em Badだったというワケだ。
Zappの"Dance Floor"を弾き直して使用しているうえ、Rapを抜いただけの単純なInstではないので、
昔っからDubとしてInstを使う人も少なく無いが、
Rapの内容が面白くなくとも、Hurt 'Em BadのRapスタイルというかテクニックは、
十分にFunkyで、流暢で、聴いていても楽しい。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/315408
【音はYouTubeでチェック】
http://www.youtube.com/watch?v=ooZAhwZ9ufE (Rap入り)
http://www.youtube.com/watch?v=_7JBFAVynIY (Inst)