US Original, ジャケ在り(左上角に折れジワ在り), Originalインナー,
やや目立つ表面スレ在るが普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
さてと、超問題発言をカマしたろっ(爆)。
最初に言っとくが、幾らアナタに反論があっても、一切受け付けないぜ(嘘)。
Zapp & Rogerのトレードマークは、言うまでも無くヴォコーダーなワケだが、
そのスタイルは最初っから「確立」されていたワケではない。
ビジネスマンとしても有能だったと言われるRogerが、ヴォコーダー使いのHit作群を連発したのは、
Rogerなりの「ビジネス上の戦術」であり、単なる「演出」だった可能性が強いのだ。
え〜っ?うっそぉ〜?という声がここまで聞こえてきそうだが、
オレ様は、この持論に、かなりの確信を持っている。
Rogerのホントの才能は、単なる「ヴォコーダーFunk」なんていう、
安っぽい言葉でくくられるべき程度のものではない。
ヴォコーダーFunkを前面に押し出したのは、Rogerがビジネスとセールスにこだわったゆえの、
いわば副産物であり、
更なるセールスを目指す為に、聴き手にとってわかりやすい「イメージ戦略」を、
自ら造り上げてみせたに過ぎないように思えるのだ。
だからこそ、自分も含め、コアなZappファンほど、
ヴォコーダーを使用したZappの代表的な作品群以上に、
むしろ、ヴォコーダーを使用していない作品群こそを好む傾向が強い。
実際に例を挙げてみよう。
Zapp & Roger関連作の中で、最も重要なアナログ盤は、言うまでも無く'93年の"All The Greatest Hits"の、
Promo止まりだった2枚組Albumだ。
https://www.discogs.com/release/453288
モチロン"You Should Be Mine"の12"も重要なんだが、客観的に、冷静に考えれば、
重要性としては、このBest盤の方が明らかに格が上だ。
いや、ちょっと待ってよ!
なんでこの2枚組Promo Albumがそんなに重要なワケ?
ほとんどの収録曲は、既出のAlbum群や12"群を持っていれば代用できるじゃん?
「集大成」として重要だとしても、"You Should Be Mine"よりも重要だという根拠は何なのよ?
ってか(爆)?
ははは。
そんな事に疑問を感じるのはシロウトさんだな(笑)。
コアなZapp & RogerがこのBest盤を、死ぬほど愛している理由は、
実は、この盤でしか聴けない2曲が、とんでもなく素晴らしい出来だからだ。
その2曲とは、"Night And Day"のRemixと"Curiosity"のRemixなんだが、
この2曲に共通している事は、この盤でしか聴けないという事だけではない。
実は2曲共に、Rogerのソロ名義作であり、2曲共に、トレードマークであるハズのヴォコーダー感が若干薄い。
https://www.youtube.com/watch?v=B4rzviD9BKg (Zapp & Roger "Night And Day" Remix)
"Curiosity"の方はチョロっとヴォコーダーを使用してはいるが、他の代表作ほど「モロ」では無いし、
"Night And Day"に至っては、ほぼヴォコーダーパートはゼロに近い。
Zapp & Rogerのトレードマークであるヴォコーダーを使用していないのに、
それでもやっぱりモロにZapp & Roger的なこの2曲を、コアなファンが見逃すワケなどありえないよ。
だからこそ、このBest盤は必携で、アナログが無理なら、CDでもいいから必ずGetしておく必要があるワケだ。
さて、客観的に見ればBest盤をオススメするが、
もうちょっと主観的に、自分にとってのZapp & Rogerの頂点作は何かと言えば、
実は、そのBest盤でも、"You Should Be Mine"の12"でも無い。
ド真ん中過ぎる事に驚かれるかもしれんが、Zappの2nd Albumこそが、文句無しの頂点作だと思っている。
1曲も捨て曲が無いこのAlbumが更にスゴイのは、
12"化されていない3曲(12"化されている3曲も全てPromo止まりだが・・)が全て、
「非ヴォコーダー」Funkなのだ!
特に"Play Kinda Ruff"と"Come On"の2曲のカッコ良さは「神」の領域!
https://www.youtube.com/watch?v=YCILJQx4lm8 (Play Kinda Ruff)
https://www.youtube.com/watch?v=0vhpbb0p_QI (Come On)
Zapp名義の1st Albumに収録されている"Be Alright"も、Zappファンにはお馴染みの人気曲だが、
人気の原因は、この曲がネタに使用されたからだけではない。
そう、この曲も「非ヴォコーダー」なのだ。
ど〜だろう?
「非ヴォコーダー」作品群も、いや、「非ヴォコーダー」作品群こそが、
Zapp & Rogerの大きな魅力である事が解ってもらえたろうか?
さぁ、それでは、とっておきの「裏」を最後にご紹介しよう。
このRoge名義の'84年のAlbumには、とんでもない曲が収録されている。
なんと、RogerによるBreak Dance賛歌だ。
しかも「非ヴォコーダー」!
この曲も文句無しに、自分にとってZapp & Rogerの頂点的1曲だ。
なのに一般的な認知度は未だにゼロに等しい。
自分以外の人間が、この"The Break Song"について言及しているのを見た事さえ皆無だ。
オレ様の耳とセンスが腐ってるのかな(爆)?
いやいや、そ〜じゃない。
要はオレ様を含む、まだまだ少数の人間しか、未だに、ホントのRogerのスゴさを理解しちゃいないのさ。
ほとんどの人間は、Rogerが作りだした、「ビジネス戦略」と「演出」に、まんまと乗せられて、
「Zapp & Rogerってサイコ〜!」とか言っちゃってるだけなのさ(爆)。
だけど、それも無理は無い。
いや、「うんちく」や「能書き」をたれるより、直感的に「サイコ〜」と叫べる事の方が、
よっぽど重要だとさえ思う。
むしろ、非難されるべきは、ホントのRogerのスゴさを理解していながら、
それをキチンと伝える・教える事を、サボってきた自分の方だとさえ思う。
だから、めんどくさいけど(爆)、Groovaholiksを「再稼働」させて、うわべだけの知識じゃ無く、
もっと感覚的な部分とか、本質的な部分を、今度こそキッチリ教えたろうと思ったワケだ。
このAlbumは、前述のZappの2nd Albumほどの完成度では無く、
正直、B面収録曲には、ここ10年くらい1回も針を置いていない曲もある。
だが、ヴォコーダー炸裂の"In The Mix"、
Zappの2ndに収録された"A Touch Of Jazz"のような、Roger節丸出しなギターが聴ける"Play Your Guitar"、
そして前述の"The Break Song"と続く、A面の3曲のインパクトと破壊力は凄まじい。
この良さを理解できない人間が、Zapp & Rogerについて、いかに熱く語ろうと、
オレ様にとっては、単なる寝言に等しいよ(爆)。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/236078
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=7T6YKyvNqas (The Break Song)
https://www.youtube.com/watch?v=C9rUoiTBoi8 (In The Mix)