US Original, ジャケ在り, Originalインナー, やや目立つ表面スレ在るがごくごく普通の中古盤レベル
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お待ちど〜さま!の再入荷。
意外な事に、この盤に収録されている曲、いやいや、このEddie Hendersonの作品群の全ては、
過去にほとんどネタにされてこなかったように思う。
Herbie Hancockに近いトランペッターとして知られているが、
Jazz畑の人達にも注目される事は少ないようだ。
なのに、なのに、'77年のこのAlbum以降、Capitolに残された3枚のAlbumに対する、
認知度の高さと人気っぷりはハンパじゃない。
ネタとして使用されてこなかったんだから、Hip Hopヘッズには馴染みが薄いだろうし、
Jazz好きの人達からも注目されないのに、
じゃあ一体、どんな人達が、この盤を評価しているのかというと、
実は、Fusion Disco/Boogieモノとしてこそ、この盤は大傑作と認識されているんである。
もっとわかりやすく言えば「ダンクラ」、そう、Dance Classics的にゼッタイに外せない1枚なのだ。
まず、最も重要なポイントとして、このAlbumの目玉である"Say You Will"は、
なんと、ごくごく初期のMtume/Lucus作なんである!
Mtume/Lucus作品群が一気に注目されるようになるのは、
'79年の"Back Togeter Again"、"What Cha Gonna Do With My Lovin' "、
"You Know How To Love Me"(Phyllis Hyman)の3大ミラクルHitからだが、
この"Say You Will"は、それ以前の貴重な初期作のひとつというワケだ。
Reggie Lucusは、このEddie Hendersonや、Herbie Hancockらと共に、
'75年のNorman ConnersのAlbumに参加している。
https://www.discogs.com/release/1641806
で、おそらく、それがキッカケとなって、そのNorman ConnersがProduceした、
Vitamin Eというグループの'77年作にも参加するのだが、
https://www.discogs.com/release/1765238
このAlbumではMtume/Lucusが6曲のアレンジャーになっており、
しかも、中には、Written By Mtume/Lucusとしてクレジットされた"Kiss Away"という曲がある。
https://www.youtube.com/watch?v=9Mg8xV-DAOM (Kiss Away)
同じく'77年リリースのRoberta Flack+Donny Hathawayの"The Closer I Get To You"も、
スローではあるがMtume/Lucusだ。
https://www.youtube.com/watch?v=_jhYENBxRVo (The Closer I Get To You)
このAlbumに収録されている"Say You Will"には、
作者としてHoward Kingの名前もクレジットされているので、
純粋なMtume/Lucus作品とは呼べないかもしれない。
だが、その分、グループとしてのMtumeの'78年作に近いワケでもあり、
前述の'77年の3曲のリリース順がど〜だったにせよ、
この"Say You Will"がMtume/Lucusの貴重な初期作である事に疑いの余地は無い。
Mtumeと並んで、次に目を引くのがPatrice Rushenだ。
アレンジャーとしてもPlayerとしても、ほぼ全ての曲に参加している。
他にも、EW&FからはAl McKayとPhilip Bailey、日本でも知名度の高いLee Ritenourなど、
目を引くArtist達が数多く参加している。
是非っ!
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1209593
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=nF83yNGIcek (Say You Will)
https://www.youtube.com/watch?v=APXsZN0tKWU (The Funk Surgeon)
https://www.youtube.com/watch?v=t1XUBI0BKrg (Movin' On)