US Promo, TKレーベルジャケ(右下角Cutと周辺傷み在り), 内容は正規盤と同様,
B面ラベルにStar Trakというステッカー在り, VGくらいの見た目で表面スレ多いがPlay OK(B面のみ試聴確認済)
お待ちど〜さま!の再入荷。
"Groove To Get Down"を、「あぁ、UBBに使われたBreakでしょ?」なんて軽々しくノタマっちゃうヤツに、
この12"を売るつもりは無い(爆)。
「格」の違いを理解している人にこそ、是非ともお買い上げいただきたい。
詳しくは、このShopをOpenする為の準備期間、つまりは10年以上も前に書いた、
下記のJazzy JeffのAlbum、"He's The DJ, I'm The Rapper"のコメントを参照されたし。
「こんな盤を売ってるよ〜じゃGroovaholiksも大した事ねぇ〜なぁ・・」という声が聞こえてきそう(笑)。
日本盤では「アイツはDJ、オイラはラッパー」という、馬鹿にもほどがあるよ〜なタイトルが付いていて、
この盤の価値を下げまくっているが、いや実は、この盤はHipHop史上、ヒジョ〜に重要な1枚なんである。
トリビアだらけで眼からウロコの"Ego Trip's Rap Listsによれば、
この盤はRap界の初めてのダブルアルバムなんだそうだ。
いやいや、そこじゃなくて(笑)・・・。
今でこそアタリマエなBreak Beatsを使用したTrack Makingという考え方を、初めて世の中に示したAlbumは、
'87年のEric B & Rakimだというのが定説だが、
Break Beatsを曲作りにではなく、DJ Playにどうやって使うのかを実際に世の中に紹介したのは、
'88年のこのLPであるとオレ様は考えている。
FlashもBamもSteinskiも、以前からBreak Beatsを使ってはいたが、
どちらかと言えばMegamix的で、Cut-Up的、もしくはEdit的な傾向が強い。
Break Beatsを使用しての、完成されたDJ Playを世に示したのは、
'87年の"A Touch Of Jazz"と、このLPに幾つか収録されたJazzy JeffによるLiveなDJ Playだと思う。
後にEdit前の長尺Versも公開された"Live At Union Square, November 1986"もスゴイんだが、
https://www.youtube.com/watch?v=51PAr0HosTw
特に圧巻だったのがTitle曲の"He's The DJ, I'm The Rapper"で、
ここでのBreak Beatsの使い方が、後進のDJやArtist達にとって大きな刺激となり、
目標となった事に疑いの余地は無い。
実はこの曲、一般的に知られているUS盤のCD Versは5分程度のEditなのだが、
LP収録Versは6分ほどあって、そのEditされてしまった1分にあたる、曲の後半部分こそが素晴らしい。
T-Connectionの"Groove To Get Down"を2枚使っていくのだが、Break部分をPlayしつつ、
もう一方でBassリフの部分を取り出してスクラッチでアクセントを付けていく。
Turntablism以降のテクニックに比べれば、テクニック的にはなんでもないのだが、
構成力とアイデアが文句無しに素晴らしい。
で、この歴史的な「幻の1分」はYouTube上でも長らく聴けない状態になっていた。
「大した事ねぇ〜」のは、オレ様じゃなくて、
「そんなアタリマエの事」も知らなかったヤツらの方なんじゃねぇ〜の(爆)?
https://www.youtube.com/watch?v=ib-FyVDc8e0 (He's The DJ, I'm The Rapper)
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1149680
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=q1GUxfLmsuc (Groove To Get Down)