US, Promo Only, 若干の表面スレ在るが十分キレイな部類
お待ちど〜さま!の再入荷。
Rare Fusion Discoとして、あまりにも有名なIdris Muhammadの"Could Heaven Ever Be Like This"。
オレ様は個人的に、この曲をFusion Discoのトップピックとして挙げる人間の、
Jazz/Fusion Funkに対する「センス」を全く評価していない。
Idris Muhammadの作品群の中には、他にもたくさん良い曲があるし、
同時期のFunky JazzやFusion Discoにも、
"Could Heaven Ever Be Like This"を遥かに上回る曲が幾つも存在するのだから・・。
にもかかわらず、"Could Heaven Ever Be Like This"が最高だという馬鹿ヤロ〜達が(失礼)減らないのは、
単に皆が最高だと言うからという、つまらん「群集心理」に他ならない。
ガイド本から「目」で得た、とってつけたような「知識」をモトに、
"Could Heaven Ever Be Like This"の評価は「都市伝説」化しただけなのさ。
一方で、今ほど情報量に恵まれていなかった時代に、
'80s Funkや'90s Hip Hopをキチンと「耳」や「体」で聴いてきた世代が、
遡って'70sモノのJazz FunkやFusion DiscoやRare Grooveを聴く際には、
やっぱりキチンと「自分なりの」「耳」と「体」、
つまり「センス」という感覚的な部分で「Groove」を評価できる。
この違いはヒジョ〜に大きい。
世界的なレコード熱再燃ブームの中で、'80s Funkや'90s Hip Hopをキチンと聴いた世代が、
今またレコードを改めて買い始めているから、
恐らく近い将来に、"Could Heaven Ever Be Like This"の評価は、目もあてられぬくらいに失墜するだろう。
「耳」と「体」、つまり「センス」という感覚的な部分で聴けば、
本当に良いモノならば、人によって大きく意見が割れたりはしないものだ。
Pete Rockの"T.R.O.Y"をけなすヤツは一人も居ないのに、
"Could Heaven Ever Be Like This"が最高だという馬鹿ヤロ〜達の一方で、
過去30年近くにわたってキチンと音楽を聴いてきたつもりの自分が、全然良くないじゃんと言うんだから、
やっぱり"Could Heaven Ever Be Like This"は、決して「最高」なんかじゃないんだと思う。
世界的なレコードブーム、Disco再評価ブームの中でさえも、
圧倒的にそ〜した「知ったかぶり」ヤロ〜の数が多い為に、
最高じゃないモノが最高と評価されるだけじゃなく、
逆に最高なモノこそ軽視されてしまうような事も少なくない。
この盤に対する、不当なほどの評価の低さは、世界のレコ馬鹿や、Jazz Funk/Fusion Disco信者達が、
どれくらい「低レベル」なのかを如実に表していると言ってもいいだろう。
Jazz畑の前衛的なフルート奏者として、あまりにも有名なHerbie Mannの'76年のPromo Onlyの12"。
両面ともクセの無いPeacefullなFusion Discoなので、
うがった見方をすれば、
コレを単なる「Easy Listening系Disco」として軽視してしまう事もありえるやもしれない。
しかもA面は、尺的にAlbum収録Versよりも遥かに短い。
だが、そのA面は、打ち込みも入れ直してピッチまで上げ、
完全に「Remix」として「Re-construct」されているし、
「Free Soul」みたいな、良く言えば「優しい」、悪く言えば「軟弱な」モノこそが好まれる今、
特にB面の"The Piper"は、誰が聴いたってかなり「ヤバイ」事に気付くハズだ。
いくら世界中馬鹿ばっかり(失礼)と言っても、コレをちゃんと「耳」と「体」で聴けば、
相当数の人間が「いいね!」という正しい判断を下せるハズだと信じたい。
もちろん、両面ともRe-Edit対象物としても最高だぜ。
200歩譲っても、少なくとも"Could Heaven Ever Be Like This"よりは遥かに「格上」だよ(爆)。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1545477
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=hjrjhU9gvtw (The Piper)