US Original, Profileレーベルジャケ, 表面スレ多いがごく普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
'80年代半ば当時は、Hip Hopに関する情報を日本国内で得る事は困難の極みで、
とにかくマメに輸入盤レコ屋に通うくらいしか手段がなかった。
だから、この曲が出るまで、Spyder-D作品としては、Profileのコンピに収録されていた、
'84年の"Placin' The Beat"と、'85年の"Buckwheat's Beat"くらいしか知らなかったのも、
むしろ当然だったと言っていいだろう。
'85年〜'86年にかけてのNu Schoozの"I Can't Wait"の大Hitっぷりは凄まじく、
そこへ、このSpyder-DによるRapカヴァーが出たもんだから、
一時期は、ほぼ毎日、コレばっかり聴いてたいた記憶さえある(笑)。
それくらいこの曲がお気に入りだったので、
逆に、この曲以外のSpyder-Dは、何を聴いてもピンと来なかった。
それから随分経って、お恥ずかしい事に、インターネット時代が到来して初めて、
'80年の"Big Apple Rappin'"を聴いて衝撃を受けたが、
実は、それよりも、更に驚くべきSpyder-Dに関する情報を入手する事ができた。
ひとつは、The Breakout Krew名義の'84年の"Matt's Mood"。
https://www.discogs.com/release/436825
https://www.youtube.com/watch?v=13asP2GrTYg
クレジットは無いが、このRapパートはSpyder-Dによるもので、
しかもSpyder-D名義の"Matt's Mood"のフランス盤まで存在する事に驚いた。
もうひとつは、実は、この曲のYouTubeのリンク先に、Spyder D自身が数年前に寄せたコメントの内容だ。
(残念ながら既に消去されてしまったので悪しからず)
いわく、この"I Can't Wait"のTrackは、サンプリングでは無く、
なんと、いわゆる「完コピ」による自前リプロダクションなんだそうだ。
そんな秘話を本人が明かしてくれるなんて素晴らしいじゃないか!
ますます、この曲が好きになっちゃったので(笑)、
「見かけるとど〜しても素通りできない病」が再発してしまったわ(爆)。
ゼッタイにオススメ!
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/399304
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=oZrQJHqtZvY