US Original, ジャケ在り(左上角Cut在り), 目立つ表面線スレ複数在るが普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
"Watermelon Man"といえば、広く知られたJazzのスタンダードで、
今なお多くのArtistにカヴァーされ、TVのCMなんかにも使われている。
だが、Hip Hopシーンにおいて、"Watermelon Man"といえば、そのJazzスタンダード的なVersではなく、
Herbie Hancock自身による'73年のカヴァーVersこそを指す。
https://www.youtube.com/watch?v=4bjPlBC4h_8 (Herbie Hancock "Watermelon Man" '73)
これをサンプルして使うワケだね。
で、その代表格といえば、この"Dolly My Baby"だろう。
ごくごく初期のBad Boyモノで、BiggieのRapパートはClassic視されているが、
Third EyeとPuffyのRapパートは最低最悪。
Super Cat自体も、正直、ど〜でもいい。
よ〜するに重要なのはInstなのだ。
しかもInstにもMJBのコーラス入り!
Rare Grooveかぶれの兄ちゃんは、Herbie Hancockの'73年のAlbumの方に手を出してしまいがちだが、
"Watermelon Man"を使用したトラックメイキングに挑んだところで、
この盤のInstに勝るほどの「DOPE」で「ILL」なGrooveを産むのはかなり難しい。
ちょっと乱暴過ぎる言い方かもしれないが、"Watermelon Man"をトラックメイキングに使おうと思うなら、
むしろ、この盤こそが必携で、
ここから音を引っぱってきて、それをどう料理するかを考える方が理にかなっているように思う。
つまり、この盤は、いわば、"Watermelon Man"の「'93年 Hip Hop Mix」であり、
この盤だって"Watermelon Man"の立派なサンプル源のひとつだという事を、キッチリ認識しておく必要がある。
本格派カレーを作ってお店で売るなら、何10種類ものスパイスを調合する事から始めなきゃならないかもしれないが、
家での晩ごはんにカレーを食べるなら、
おいしそうなカレールーを買って、ちょっと手を加えるくらいで十分なハズだろ(笑)?
こんなにオイシイ、お得なカレールーがあるのに、それを使わないのはもったいないよ。
元から作り上げる事にこだわるのはステキだが、同時に、プロなら、使えるモノは何でも使う柔軟性も必要なのさ。
この盤の価値を見抜けなかったら、まだまだ頭デッカチの能書きヤロ〜だって事よ(笑)。
さすがにジャケ付きOriginalは、ジワジワっと品薄化が進んでいるが、
再発なんて買うぐらいなら、1年待ってもゼッタイにOriginalを狙うよ〜に!
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/299436
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=-u5m_LfiXzM (PV)