US Original, ジャケ在り, 僅かな表面スレ在るがほぼピンピン!
コレも超久々、2年半以上ぶりの再入荷。
Beatnutsほど、絶頂期の人気っぷりからは想像もつかぬくらい、
2000年以降の凋落っぷりが凄まじかったArtistは、あまり多くはないよ〜な気がする。
彼らが勢いを失ってゆくに連れHip Hopが死んでいったのか、
Hip Hopが死んでいったからこそ彼らの勢いが衰えたように感じるのか、
いずれにせよ、'90年代半ばに圧倒的な支持を得ていたこの2人は、
'90年代の終盤には「セルアウト」したと見なされて、じわじわと「Props」を失っていったワケだ。
確かに、Loudに移籍した以降の作を、重要視する人はほとんどおらず、
Salesを意識した曲つくりは、「セルアウト」したと見なされても仕方がないように思う。
だが、それ以上に、シーン全体が、BreaksやRare Grooveを彼ら以上に突っ込んで学び始め、
2000年代以降は、彼らに、さほどの「Beatキチガイ」っぷりを感じなくなった事が、
彼らを支持する風潮が薄れた一番の原因のようにも思うのだ。
Internetが爆発的な速度で浸透していった、'90年の終盤から2000年代初頭にかけ、
それまで不足していたBreaksやネタやRare Grooveに関する情報量は、かつて無いほどに身近なモノとなり、
そこを突っ込んで探究する者達にとって、Beatnutsの、それも「セルアウト」気味にシフトした存在など、
もはや興味の対象ですら無かった可能性すらある。
BeatnutsもJungle Brosも死んで、Hip Hop全体が死んだ。
さぁ、次は、自分たちこそが「Beatキチガイ」になる番だ。
そう思った人間が多数居たからこそ、Beatnutsに対する「Props」は地に落ちる結果となってしまったのだろう。
だからと言って、'93年と'94年の初期モノに対する「RESPECT」を忘れ、
それらのClassic群が軽視されちゃうような事があってはいけない。
この盤が未だに3000円以上するのなら、見送ったり、後回しにするのもアリかもしれないが、
こんなプライスで手に入るのなら、5秒しかDrum Breakが入っていないよ〜な7inchを集めたりする前に、
2枚目用にでも3枚目用にでも現場用にでも、ソッコウで買っちゃうべきなんだと思うナ。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/478720
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=AXJoA48jlEA (PV)