US Original, ジャケ在り(Cut無し) , ほぼピンピン!
お待ちど〜さま!の再入荷。
近年、'80s Funkを語る際には、「Essential」というキーワードが頻繁に使用されるようになった。
Instant Funkは一般的に、'78年の"I Got My Mind Made Up"のイメージが強過ぎて、
「Funky Disco」的な扱いを受ける傾向が強く、
「'80s Essential Funk」というカテゴリーには、含まれないケースが多いように思う。
だが、そんな「一般的」風潮は、笑っちゃうくらいにStupidだし大間違いなのだ。
認知度的には"I Got My Mind Made Up"に勝る作品は無いが、
'70年代のAlbumとしては、Salsoul移籍前の'76年作の方が内容的には優れているし、
https://www.discogs.com/release/2060561
Salsoul在籍時のAlbum群の中では、'80年代に入ってからのAlbumの方が遥かに素晴らしい。
特に、彼らにとって最後のAlbumとなってしまったこの"Kinky"は、
いかにも「'80s Essential Funk」にふさわしい仕上がりだと断言できる。
まずは何と言っても、12"も出ているA1の"(Just Because) You'll Be Mine"が圧巻!
だが最大の目玉はA4の"Don't Call Me Brother"だ。
前述のように、このAlbum自体が、未だに正当な評価を受けるに至らないので、
この"Don't Call Me Brother"も、「一般的には」今まで全く注目を浴びて来なかった。
不思議な事に、過去30年間にわたり、キチンと指摘されてこなかったのだが、
この曲、なんと、Grandmaster Flash & Furious 5の"New York, New York"と瓜二つなのだ!
しかもRap入り!
https://www.youtube.com/watch?v=z2kpDqMGyzA (New York, New York)
"New York, New York"も'83年リリースで、
タイミング的には"New York, New York"の方が先だった可能性が高いのだが、
正直、どっちが先だったかなんていうのは大した問題では無い。
重要なのは、これが"New York, New York"と瓜二つで、
しかも、過去30年間、そこをキチンと指摘さえされてこなかった点にある。
このAlbumの裏ジャケには、Additional MusicianとしてReggie Griffinの名がクレジットされており、
彼が"New York, New York"の作者の一人でもある事から、
恐らく彼こそがこの瓜二つ事件の張本人なのだろう。
そんなイワクまで付いたこの盤を、「'80s Essential Funk」と認められなかったら、
そ〜と〜な鈍感&不感症だと思う。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/406812
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=RbZ9eMz4Gq0 (Just Because You'll Be Mine)
https://www.youtube.com/watch?v=bMbbF3KxJ3o (Don't Call Me Brother)
https://www.youtube.com/watch?v=Qt39sr5K8e0 (Let's Make Love)