US, Promo Only, GeeStreetレーベルジャケ, ピンピン！
初めてこの盤を手にした時には、正直、ちょっと興奮したのを覚えている（笑）。
「もうダメだろう」と言われていたジャンブラが、遂に、新作をリリースするというウワサは既に耳にしていた。
この盤は、確か、その'97年のAlbum "Raw Deluxe"がリリースされる直前に出回ったんだと記憶している。
うろ覚えで申し訳ないんだが、確か同じくらいのタイミングで、
新作からは"How Ya Want It"が先行12"としてCutされていた。
全盛期と同じようにNative Toungueをゲストに招き、
なんとRoc RaidaがProduceした、その先行12"に対する評価は、
実はお世辞にも良いとは言えなかったが、
一方で、名作である1st AlbumからのClassicsを、
Promo止まりとはいえ新作のリリース直前に出してきたのだから、
もしかしたら新作は、1st Albumに回帰するような内容なのかもしれない・・という期待が高まって興奮したワケだ。
そんな期待は見事なまでに裏切られ、直後にリリースされた新作Albumは、
なんとなく「Deluxe」な感じはあっても、「Raw」と言うには程遠い、全くジャンブラらしからぬ仕上がりだった。
初期モノからWB時代の盤は今でもキチンと持っているけれど、
Gee Street転向以降の盤は1枚も持っていないという人が、圧倒的に多いに違い無い。
そう考えると、まさにこの盤こそが、ジャンブラ関連作の中では、買うに値する最後の1枚だと言えるだろう。
内容的には何ら新しいモノではないので、1st Album、もしくは初期モノの12"を全部持っているというのなら、
この盤は要らないかもしれない。
ただ、"Jungle Brothers Classics"という、ファンにとってはくすぐったいTitleと、
Gee StreetラベルのPromo止まりの'96年盤というところが、ど〜しても無視しちゃうには惜しい。
高額なら要らんが安価なら欲しいというスタンスの人達が、未だに相当数居る模様。
うん、まさしく、そんなスタンスで正解じゃないかと思う。
これよりも高いプライシングだったら、2LP仕様の1st Albumの再発を買う方が賢いよ、多分・・・。
【仕様はDiscogsでチェック】
http://www.discogs.com/release/360526
【音はYouTubeでチェック】
http://www.youtube.com/watch?v=GgTqPUtYT7A (On The Run)
