US Original, ジャケ在り（Promo Stamp/小規模なプライスタグ剥げ在り）,
VG-クラの見た目で表面スレ多いが普通の中古盤レベル
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【2020年8月30日追記】
さて、"Raindrops"のUS盤12"には、「12"Remix」以外に「12"Club」というMixがPromoで存在し、
https://www.discogs.com/release/1363150
その「12"Club」というMixはBlazeによるHouse Mixで、主にEU圏でマーケティングされた。
Discogs上の"Raindrops"のマスターリストでは「Style:House」となっているのはその影響だろう。
https://www.discogs.com/master/166611
一方で、US正規盤と全く同じ収録内容ながら、US盤Promoには874 403-1という仕様も存在し、
コチラの方は未だにDiscogs上にデータが掲載されていない。
つまり、US盤であれば、「使えない」のは「12"Club」であって、「Promo盤自体」が使えないのではない。
同様に、「12"Remix」こそが素晴らしいのであって、「12"Club」は駄作に過ぎない。
お間違いなく！
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お待ちど〜さま！の再入荷。
コレまた因縁の1枚である。
数あるガイド系・知識系サイトを覗いても、この盤をオススメしているところは皆無で、
むしろ、この曲が収録されたAlbum"Sweat"は、
グループの顔だったJ.T Taylorがソロに転向した後の作であるために、
グループの数あるAlbumの中で「Worstだ」と言う説が一般的だ。
この盤が因縁の1枚だという理由は、そうした一般的な評価をよそに、
内容的には、 '80年代に入ってからのKool & The Gang作品の中で、最も特筆すべき仕上がりで、
J.T Taylorの穴を埋めた、元Dazz Bandの中心人物Skip Martinの歌いっぷりが、
とにかくムチャクチャに素晴らしいからだ。
どんな陳腐な言葉を並べても説明できないくらいに、
ゾクゾクするしウットリしてしまう、究極の横ノリGrooveに仕上がっている。
引き摺るようなガチガチ、ブヨブヨのシンセBassを駆使してProduceを担当した、
Chukii Bookerとの相性もバツグン。
この盤に、従来的なKool & The Gangっぽさは全く無く、
逆にPopに傾斜しすぎた'80年代中期以降のKool & The Gangっぽくないからこそ、
この盤の仕上がりは素晴らしいワケだよ。
中盤のブリッジに入る直前の"Wooh！"の雄たけびは、
丸っきりDazz Band最大のHit、"Let it Whip"そのまんまだし、
裏音が抜け、水滴の跳ね音にSkip Martinの歌が絡むところなんかは鳥肌モンで、
Dazz BandもKool & The Gangも関係なく、Skip Martin個人の魅力にヤラレちゃうことを保証する。
J.T Taylorが大したテクもないクセにソロ活動を続け、
Kool & The Gangへの復帰と脱退を繰り返しているのに対し、
Skip Martinは個人としても活動し、Dazz Bandとしても活動し、
更にはKool & The GangとしてもLiveに出ている。
もっともっと評価されるべきは、J.T Taylorなんかじゃなく、
駄作ばかりになりつつあった'80年代中期以降のKool & The Gangに、革命をもたらしたSkip Martinで、
この曲と、この曲を収録したAlbumは駄作なんかじゃなく、いわば金字塔な可能性さえあるという事を、
今こそ再認識していただきたいネ。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1100947
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=Nmf8H8xfwAE (Raindrops 12"Remix)
https://www.youtube.com/watch?v=IBUcwYxGaVk (Japanese TV Live)
