US Original, MCAレーベルDiscoジャケ, 表面スレ多めながらそこそこキレイな部類
お待ちど〜さま!の再入荷。
現在では、この盤はLarry LevanがRemixを手掛けたという説が一般的定説になりつつあるが、
果たしてコレはホントにLarry Levan Remixなんだろうか?
なんでクレジットが無いんだろう?
この曲のOriginal Versは、'82年のAlbum"In The Heat Of The Night"に収録されているが、
そこにLarry Levanの名前は無い。
https://www.discogs.com/release/2932319
UKのグループだから当然だが、'82年の夏にUKで録音されている。
一方で、'83年のRemix Album"Night Dubbing"には確かにLarry Levanの名がある。
https://www.discogs.com/release/142896
Remixも全てUKで行われたが、
"Changes"のRemixだけはLarry LevanがNYでやったとクレジットされている。
で、その、Album"Night Dubbing"に収録されたLarry Levan Remixは、
このUS盤12"のB面に「Instrumental Version」として収録されているんだが、
この12"にLarry Levanのクレジットはなく、逆に、「From The MCA LP "In The Heat Of The Night"」、
加えて「Recorded In England」というクレジットがある。
ここまで大々的な「うっかりミス」は考えにくいので、ど〜ゆ〜理由にせよ、
あくまで「意図的に」、Larry Levanのクレジットが削られたんじゃないかと推察する。
次に、"Changes"の12"のUS盤以外のヴァリエーションを見てみよう。
https://www.discogs.com/master/17406
EU圏での12"群は基本的に'82年リリースで、カップリング仕様になっており、
Album"Night Dubbing"に収録されたLarry Levan Remixを収録している盤は皆無。
それどころか、両面に"Changes"を収録し、しかもA面には7:43という尺のRemixを収録しているのは、
'83年リリースのこのUS盤だけだ。
となれば、この盤のA面Remixは、やはりUS向けRemixである可能性が高く、
しかもB面はLarry Levan Remixなのだから、
じゃあやっぱりA面RemixもLarry Levanなんだろう・・・というのが、
このUS盤12"はLarry Levan Remixだと言われる所以なのだ。
個人的にも、この盤は、両面共Larry LevanによるNY録音のRemixで、
権利関係等の問題から、Larry Levan Remixである事をふせておく必要があったのだろうと考えている。
皆さん良くご存じのように、
同一曲に複数のLarry Levan Remixが存在するというケースはヒジョ〜にマレなので、
本当にこの盤が両面共にLarry Levan Remixであるならば、イレギュラーとも言うべきクレジットも含め、
このUS盤12"は究極の逸品と言っても過言じゃ無いと思う。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/257018
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=wKIjfNIx6LA (7:43 Remix)