US Original, 軽微な表面スレ在るが十分キレイな部類
お待ちど〜さま!の再入荷。
内容的にも仕様的にも最高の部類に入る隠しダマ。
今からオレ様が世界初となる(当店比)この盤の研究成果をご披露するので、とくとご覧あれ(爆)。
Discogs上には今現在、
同じマト番(カタログ番号)で異なる収録内容の2種類の12"のデータが掲載されている。
いずれもラベルにはバーコードが在って、いずれもPromoであるというクレジットは無い。
https://www.discogs.com/release/1748223(正規盤)
オレ様はこの盤を当時、日本で買った確かな記憶があるんだが、既にその盤は手放してしまっており、
たまたま数年前に買い戻したんだが、やっぱり今回放出する盤と同仕様だった。
オレ様が買った盤は黒のプレーンジャケに、Special Remixであるというステッカーが直貼りされ、
ジャケの裏面にはGold Promo Stampが在る。
ラベルは今回放出する盤と同じで、A面が7"とDance Mix、B面はInstとNicolette Avenue Mixで、
Promoのクレジットは無く、代わりにDiscogs掲載仕様と同じバーコードが在る。
ただし、メンバー2人のPromo用ポストカードが付いているので、
コレはやっぱりPromoとして配られた仕様なんじゃないかと思っている。
次に、Discogs上に最初に掲載されていた仕様は、今回放出する盤と比べMix名も尺も大幅に違うのだが、
なによりも目を引くのはクレジットだ。
元TimeのMonteがCo-Produceしたというのは、
'88年にしては粘っこい質感からしても容易に想像がつくが、問題はその「正規盤」仕様のRemixer。
なんと当時SurfaceにいたDavid Pic Conleyなのよ!
しかしながら、今回放出する盤には、ラベルのどこを探してもDavid Conleyのクレジットは無い。
Dance Mixは収録されているんだが、ラベルによればDiscogs掲載仕様とは尺が違う。
う〜ん不思議。
さてさて、今回放出する仕様をもう1度良く検証してみよう。
あれ?ラベルによればA面はA1が7"VersでA2がDance Mixとクレジットされているが、
溝から読んでもA1の方が明らかに尺が長いし、実際に聴いてみるとA2こそが7"Vers。
同様に、B面のB1はクレジットと違って誰が聴いてもInstじゃないし、
こちらもB2よりもB1の尺の方が長いことが溝から読める。
実際に尺をタイマーで計ってみたら・・・なんと4Versとも「正規盤」仕様と同じじゃねぇ〜か!
さぁ、整理しよう。
オレ様の仮定はこうだ。
まず、この曲の12"は、
もともとは7"/Dance Mix/Inst/Nicolette Avenue Mix仕様で正規盤化が計画されていた。
ただ、そこへDavid Pic ConleyがRemixを持ちこんで横ヤリを入れ、
恐らく7"/Dance Mix/Inst/Nicolette Avenue Mix仕様はテスト盤止まりか、
極少量が実際にプレスされてPromoとして配られたものの回収破棄された。
結局David Pic ConleyのRemixを含んだDiscogs掲載仕様でメインプレスが行われたが、
ここでの初期段階にラベルを貼り間違えたか、
もしくはDiscogs掲載仕様の正しいラベルの制作自体が間に合わず、
Promo用と、ごく初期の正規盤は結局エラーラベルのまま少量がストリートに出てしまった。
その後あわてて正しいラベルで再プレスが行われた・・・とこんな感じである。
たがが1枚のレコードなのに、ここまでの謎めいたストーリーがあるんだから、
Diggin' Lifeは奥が深いよな。
どや?オモロイだろ?
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/8343833
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=Lk_BZb4AVZc (Dance Mix!)