US Original, Sourceレーベルジャケ, VG-くらいの見た目で表面スレ多いがPlay OK
お待ちど〜さま!の再入荷。
さすがに何度足しても常に完パケSOLD。
そりゃ〜そ〜だ、コレこそ、どんな世代にも通用する「鉄板」であり、
Hip Hop世代にとっては、この盤が、Rare GrooveやらFunkモノへと進んでゆく際の、
いわば、「登竜門」になっているとさえ言っていい。
さて、Chuck Brown = 「Go-Go」という公式は正しいんだけど、
このChuck Brownの特大Hitが、それこそ'80年代的な「Go-Go」と同じモノかと言えば明らかに違う。
一般的に「Go-Go」として認識されているスタイルの典型は、やはり'80年代のTrouble Funkで、
それでも、'80年の"E-Flat Boogie"あたりは毛色が違う。
'81年の2枚組Liveでは既に「Go-Go」しているのだが、
同じLiveならば'83年のIslandからのLive盤の方が更にスタイル的には完成されている。
E.Uにしても、'82年のAlbumに「Go-Go」的な片鱗は確認できるが、
まだまだBoogie Funkと呼ぶ方がふさわしい。
やはり、世界中が「Go-Go」を認識したのは、
'86年の映画"Good To Go"のサントラAlbumと(Go-Go関連Artist総集結)、
同時期に出たTroubleFunkのLondon Live盤あたりだろう。
で、とどめというか、'80年代的「Go-Go」の絶頂が、
'88年にSpikeLee映画の"Sckool Daze"に起用された、EUの"Da Butt"という事になる。
さて、この盤に戻ろう。
リリースは'78年で、確かにDrum Breakなんかを聴くと'80年代の「Go-Go」に共通する点もあるが、
全体の仕上がり感は完全にBoogie Funkだ。
だからこそ、今や、滅多にお目にかかれない盤となってしまった。
同じChuck Brownの、'84年の"We Need Some Money"ならいくらでも盤が在るのにだ。
つまり、この"Bustin' Loose"を「Go-Go」だなんて思って見送ったり、後回しにしてはいけない。
「見たら即買い」レベルのBoogie Funkの傑作であり、Rare Grooveの延長的な盤だと考えるべきだ。
Discogsのマーケットプレイスには、常に少量しかこの盤が売りに出ておらず、
しかもプライス的には意外とお安くないという点からも、
この盤が今や鬼「旬」だって事が明らかだと思う。
さらに、他のレコ屋さんにケチを付けるつもりは毛頭ないが、この曲をLPや7"でオススメするのは「邪道」だ。
ゼッタイに12"じゃなきゃダメなんだと思っといてちょ〜だい。
R.I.P Chuck Brown。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/358133
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=wwHi10qX8u8