US Original, ジャケ在り(裏面上部に小さな人名書込み在り),
目立つ表面スレ複数在るが普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
自分もそうだけど、今、このダウンロード全盛期に、わざわざアナログ盤を買う人達は、
基本的に購入対象のレコードの90%以上が、過去の作品、それもほぼ中古盤だろうと思う。
いわゆる「新譜」を片っ端からアナログで買う人は超少数だろうし、
そもそも、片っ端から「新譜」で買うほど、
買うに値するような「新譜」がアナログではリリースされていないのが現状だもんネ。
にもかかわらず、オレ様は2011年に、「慌てて」買った「新譜」が1枚だけある。
コレだ。
https://www.discogs.com/release/2832116
まさか!
単なる過去作品の焼き直し企画盤でも、Remix集やBest盤でもなく、
なんとDennis Coffeyの正真正銘の「新譜」である!
日本中が震災の影響でレコードどころじゃない中、個人的にもドタバタしていたので、
この盤の存在を知ったのは夏の終わりだった。
そこで、さぁ困ったぞ。
「新譜」ってイマドキ、どこで買えばいいの(爆)?
ざっと思い当たるレコ屋のOnlineを幾つか見て値段をチェックし、
最終的に注文したのはなんとAmazon(爆)!
30年近くもレコードを売ったり買ったりしてきた自分が、
まさか「新譜」をAmazonで買う日が来るなんて思いもしなかったよなぁ・・。
Amazonが一番安かったんだが、それでも、やっぱり「新譜」の、それもアナログ盤は割高感が強い。
「新譜」が2000円以上もするのならば、既に世界的な高評価と大人気を博している、
Dennis CoffeyのClassicな'70年代初頭の盤こそを、同じくらいの値段で買う方が遥かにお買い得感がある。
だからこそダウンロードの需要はどんどん増し、反比例して「新譜」のアナログはどんどん売れなくなり、
売れないもんだから価格は割高なまま高止まりし、
比較して割安感が強い、既に評価が決定している「旧作」こそを中古盤で買おうという人が増えるワケだ。
そう、アナログ中古盤を買っている人は、世界的に見ても、
ここ数年間で、年々増加の傾向にある事が知られている。
だが、ご存知のとおり、'08年秋以降の世界経済の停滞感が強い為に、
中古レコードの価格そのものは、アナログ人口の再増加に先行してジワジワと下げ続け、
今なお安過ぎるくらいの水準に留まっている。
アナログ人口が再増加傾向にあって、盤の価格はまだ安値圏で停滞しているのだから、
必然的に次に起こりうる事態は、誰でもカンタンに想像がつくだろう。
うん、再度、盤が人口に対して足りなくなる可能性が高いワケだね。
盤が足りなくなれば価格の再上昇なんてアッと言う間だ。
つまり、むこう1年、いや、ひょっとしたらもっと時間は無いかもしれないが、
それまでの間が中古盤の最もオイシイ、近年まれに見る激お買い得シーズンなんだと言える。
前フリが長くなったが、この盤とその値段を見てもらえば、全てを納得してもらえるだろう。
"Taurus"と"Ride Sally Ride"という2つのBreaks/Rare Groove Classicに加え、
メロディアスにギターでカヴァーした"Never Can Say Goodbye"、
映画のサントラ用の"Man And Boy"などを搭載した、世界的にも大人気の名作が1500円程度!
'72年盤だというのに十分使えるコンディション!
盤そのものが持つ「絶対的価値」である内容を示す「ヴァリュー」も、
先に示したような他の盤との比較である「相対的価値」も、
経年による品薄感や人気に左右される「希少価値」も、
全てがこの1500円程度という価格を上回るほどのお買い得盤。
迷う理由がこれっぽっちも無いでしょ?!
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/3364420
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=NW4MCKjicvk (Ride, Sally, Ride)
https://www.youtube.com/watch?v=TG_vkUZCZyY (Taurus)
https://www.youtube.com/watch?v=iYBJru0s0zo (Never Can Say Goodbye)