US Original, Tommy Boyレーベルジャケ+大ステッカー,
A面ラベルにマーキングシール在り(おそらく剥がし可), 表面スレ多めながら普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
未だに謎だらけ、「無い無いづくし」のブツ。
そもそも、ラベルに記されている'98年モノというクレジットからして、正しいようで正しく「無い」。
この盤のリリースは'98年ではなく、少なくとも'02年以降であって、
確か'03年〜'05年くらいの時期にリリースされたように記憶している。
'98年というのは、この盤に収録された、2つの"Talkin' All That Jazz"のDimitriによるRemixが
'98年作だったからだろう。
ご存知のように、Dimitriの"Talkin' All That Jazz"のRemixを収録した、US盤12"というのは、
この盤以外に存在せず、
当然ながら、"Hip Hop Band"と"Talkin' All That Jazz"というカップリングも、
この盤以外に、リリースされたことは「無い」。
つまり、この盤は、過去のリリースの「再発」では「無い」のだ。
次に、Tommy Boyのレーベルジャケに、大き目のステッカーという仕様にも、
なんら怪しいところは「無い」。
ど〜見てもBootなんかでは「無く」、レッキとしたTommy Boyからのリリースだ。
だが、正規盤である事を示す、バーコードがラベルにもステッカーにも「無い」。
最初はPromo Onlyなのかと思ったが、どこにもPromoである旨のクレジットが「無い」。
そのうえ、この盤がシュリンク残りの状態で、そのシュリンクにバーコードが貼られ、
Usedとして売られているのを何度か目撃した。
という事はつまり、この盤が、Promoとしてではなく、Sealed状態、
言い換えれば、正規盤の新品として流通経路に乗っていた事を示している。
にもかかわらず、Discogs上にも、未だにこの盤に関するデータは「無い」。
e-bayのようなマーケットプレイスでさえも、ほとんど見かける事は「無い」。
そもそも、この盤のラベルデザインに似た盤や、TB7310というレコ番に近い盤さえ「無い」のだ。
じゃあ、この盤は一体何なのよ?
あくまで個人的な意見だが、この盤はレッキとしたTommy Boyからのリリースでありながら、
厳密に言えば「純血Tommy Boy」では「無い」のではないかと思っている。
'02年以降、Tommy Boyの過去作品群のほとんどは、再発企画盤レーベルとして有名な、
あのRhinoが権利を持っている。
つまり、この盤は、Rhino傘下でのTommy Boyレーベルによる「企画盤」で、
だからこそ、今までに「無い」カップリング内容であり、
Tommy Boy盤でありながら、レコ番もラベルデザインもTommy Boy的では「無く」、
ラベルにはバーコードも「無い」し、キチンとしたリリース年のクレジットも「無い」ワケだ。
持論ではあるし仮説でもあるが、この盤の存在について、理論的な解析をするならば、
コレ以外にはしっくりくる説明のしようがないので、
個人的には、この持論に、かなりの自信を持っているつもりだ。
このカップリングと内容ならば、世界中がひっくり返るくらいの大騒ぎになったって良さそうだが、
そうならない理由は、この盤の流通量の少なさにあり、その点も、極めて「企画盤」っぽい。
まずは問答無用で2枚買いがマストでしょっ!
A1. The Hip Hop Band 2:29
A2. Talkin' All That Jazz (Dim's Live Dubstrumental) 8:49
A3. Talkin' All That Jazz (Dim's Respect For The Old School) 10:01
【仕様はDiscogsでチェック】
N/A
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=eDfOW_Hg8oA (Hip Hop Band)