US Original, ジャケ在り(Promo Stamp), Originalインナー, 目立つ表面スレ在るがごくごく普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
Bar-Kaysが好きだという人は日本にもたくさん居るワケなんだけど、
じゃあ、そ〜ゆ〜人達が、Volt時代の初期モノから、'80年代終盤の末期モノまで、
Bar-Kays作品群全てを好きかと言うと決してそうでは無い。
圧倒的に支持されているのは、Mercury在籍時の、それも'84年作くらいまでで、
Volt時代の初期モノと、Mercury時代の'80年代後半の盤は敬遠されがちだ。
Rare GrooveとしてVolt時代の盤を狙う人達は、
なにも、Bar-Kaysというグループ自体に、興味なり、特別な思い入れがあるワケではない。
一方で、Bar-Kaysに、興味や思い入れがあると言う人達にとって、
Volt時代の初期モノは、暑苦しいだけで聴くに堪えないという声が多い。
加えて、'80年代後半の作品群は、Bar-Kaysや、'80s Funkに興味が有ろうと無かろうと、
聴くだけ無駄な駄作ばかりだ。
よ〜するに、Bar-Kaysが好きだという人のほとんどは、'76年のAlbum "Too Hot To Stop"から、
'84年のAlbum "Dangerous"までの作品群こそを、「Bar-Kaysらしい」作風だと捉えているワケだ。
この間にリリースされた9枚のAlbumは、どれもキチンと時勢に合った音作りになっており、
どれもがとっくに、Funkモノのマスト盤としての評価を得ている。
ただし、この「時勢に合った」作風というのがクセモノで、明らかに時勢に「合わせに行った」タイプの曲というのが、
どのAlbumにも多少なりとも収録されている。
で、その、「合わせに行った」タイプの曲というのは、当然ながら「Bar-Kaysらしい」作風とは言い難い。
この'78年のAlbumにも、モロに「Bar-Kaysらしい」、"Give It Up"や"Get Up 'N Do It"が収録されている一方で、
あからさまに「合わせに行った」感が強い、"Shine"や"Love's What It's All About"や"Angel Eyes"も収録されている。
嘆かわしいのは、そうした「合わせに行った」系こそが、今や、このAlbumの人気の主流となり、
一方で、「らしい」系は逆に軽視されてさえいるような、近頃の悪しき風潮だ。
変化球や隠しダマばっかり狙って無いで、キチンとストレートで勝負していただきたいと思う。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/402615
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=0Em_RTW8U-s (Get Up 'N Do It)
https://www.youtube.com/watch?v=vtz7fN3XFhY (Give It Up)