US Original, ジャケ在り(軽微な折れジワが複数在ってやや使用感アリ),
表面スレ多めながらもごく普通の中古盤レベル
お待ちど〜さま!の再入荷。
'81年にFantasyからリリースされたこのAlbumと、'80年のインディーからのAlbumは一体何が違うのか?
いや、何故、無名の、しがないインディーBandが、Fantasyと契約できたのか?
その答えは意外と簡単に見つける事ができる。
'80年のAlbumには関わっていなかったが、
'81年以降のShockにとっては超重要人物である、1人の男の影響が非常に大きいのだ。
彼の名はMarlon McClain。
https://www.discogs.com/artist/Marlon+McClain
あのPleasureのオリジナルメンバーであり、'75年の1st Albumから、6枚目のAlbumにあたる'80年作まで、
Pleasureに在籍していたギタリストだ。
その彼は、'80年のAlbumを最後にPleasureを離れた後、Mac Man MusicというProductionを立ち上げて、
Pleasureと同じFantasyからソロAlbumをリリースする。
https://www.discogs.com/release/1932798
で、更に、それと並行して、ギタリストとしてShockに参加し、自らProduceも担当して、
「新生」Shockを、Fantasyからメジャーデビューさせたのだ。
'84年までShockとして活動した後は、'85年から'01年くらいまでの長期間にわたり、
ギタリストとして、なんとあのDazz Bandの一員として活動。
その間も、再びインディー落ちしたShockの、'88年作をもProduceしているんだから大したもんだ。
更に近年、You Tube上で"Nite Life"の2010 VersのPVを公開したのは、
Mac Man Musicである事からも明らかなように、
2010年に唐突にリリースされたCD"After Shock"も、仕掛け人はやっぱりMarlon McClainなのだ。
つまり、ShockのリーダーはRoger Sauceでありながら、
全てを牛耳ってきたのは、Big Bandを渡り歩いたMarlon McClainであり、
未だに彼が関わっているからこそ、Shockも、Roger Sauceも、
細々ながら、未だにShow Biz界で生きながらえているとさえ言える。
そう考えると、インディーの'80年のAlbumは「別モノ」で、
やっぱりこの'81年のFantasyからのAlbumこそを、ShockのデビューAlbumとして捉える事が最も理論的だと思う。
'83年のAlbum "Nite Life"辺りと比べると、そのスタイルはまだまだ確立されていない印象ではあるが、
特大Hitの"Let's Get Crackin'"以外にも、時流に乗ったBoogie Funkが揃っていて、十分評価に値する仕上がり。
マストでしょ。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1214359
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=9XeSwKKaX-Y (Let Your Body Do The Talkin ')
https://www.youtube.com/watch?v=O2UCjYrqouY (Stand Up)
https://www.youtube.com/watch?v=oM87BcuRuYI (Let's Get Crackin')